
占い師の「紫聖」と申します。都内某所にある占いの館に勤務しています。
占い師である私が当サイトを立ち上げた理由は次回にご説明するとして、今回は私自身の自己紹介をさせていただきたいと思います。
私の占い師としての「力」とは?
覚えている占い歴は6歳からです。小学校1年生ですね。
図書館に子供用の占いの本があり、それを読むのが趣味でした。それをきっかけに、読書とスピリチュアルに傾倒。
今振り返れば、この時期に「目に見えない世界」への感受性が磨かれたのだと思います。
ただ本を読むだけでなく、「この本に書かれていることは実際にある」と、幼心に信じて疑わなかった。そうした素直な感性が、今の私の基礎を形作っています。
ただ、これは「占いや霊感を信じていない人向け」の自己紹介です。
上記のストーリーに一般の人が信じてくれない要素はないですからね。(占いやオカルトが好きな人、で終わる)
実際には、小さいころから「人には見えてはいけないもの」を感じるのが得意でした。
「視える」という人もいますが、私は「感じる」タイプです。
例えば、ある場所に足を踏み入れた瞬間、背筋に走る冷たい感覚。
ある人物と出会ったときに、言葉では説明できない違和感を覚える。
そんな経験を、私は繰り返してきました。
そちらにいくと良いのか、悪いのか。どういう結末になりそうなのか。
虫の知らせ、第6感、色々な言い方がありますが、私が小さいころから持っていたのはそれだと思います。
そしてそれは、単なる偶然では片付けられないレベルで、私自身の人生において確かな指針となってきました。
占いなどのスピリチュアルを信じない人は多いのですが、人には「五感で感じられる以上の何か」があることは実証されています。
ビジネス書作家であるマルコム・グラッドウェル氏の「第1感 『最初の2秒』の『なんとなく』が正しい」という本では、科学的に検証された「直感」の正しさが述べられています。
たとえば、初対面の人の部屋を15分間観察しただけで、長年付き合った友人以上に、その人の性格を正確に言い当てられる。
そんな驚くべき研究結果が紹介されています。
「面識もない人物の部屋を15分間観察しただけで、長年の知り合いよりもその人を理解できる」
「夫婦の会話を1時間観察しただけで95%の確率で、その夫婦の15年後が予測できる」
これはまさに、私たち占い師が「透視」「予言」または「未来予測」として行っていることと非常に似ています。
まさに占い師が「透視」「予言」または「未来予測」としてやりそうなことだと思いませんか?
しかしこれは実証された事実なのです。
直感とは、ただの偶然やオカルトではなく、脳が高速で膨大な情報を処理して導き出す「合理的な判断」の一種だと私は理解しています。
特別な人でなくとも、人間には「感じ取る力」があります。
今の科学で解明されていないことは多いですから、いつかは「科学」の範疇に入るのでしょうが、「今のところは」完全に説明できない力があるのです。
私たちはまだ、世界のすべてを知っているわけではありません。
だからこそ、今は「直感」や「第六感」と呼ぶものも、未来にはごく当たり前の能力として認識されるかもしれないと信じています。
これは誰もが持っていますが、強い弱いには個人差があります。ちょうど腕力のように。
私は、その力が生まれつき人より少し強かったように思います。
占い師とは、その生まれ持った感覚を、学びと経験によって磨き上げた存在だと私は考えています。
占い師の3要件とは
というわけで、私はもともと持っていた「感じ取る力」、一般には「霊感」とか「霊力」と、そして6歳から読み漁った占いの本による知識で、現在は占い師一本で生計を立てている、ということになります。
占い師という職業は、ただ不思議な力があれば務まるものではありません。
日々多くの相談者と向き合うなかで、私は確信するようになりました。本当に信頼される占い師には、「力」だけでなく、理論と対話の力が求められるのだと。
私が思う占い師の3要件に、「霊感」「知識」「話術」というものがあります。
これは、単なる理論ではありません。これまで数え切れない相談を受ける中で、肌で感じてきた真理です。
霊感
霊感は分かりやすいですよね。
色々なタイプはありますが、科学的に証明されていない方法で何らかの(過去・現在・未来の)情報を取得する能力(感覚)のことです。
そして重要なのは、霊感が強いからといって万能ではないということ。
その力をどう使うか、どう伝えるかが、占い師としての実力を左右します。
知識
次に、知識。これは占術の知識です。
西洋のタロットカード、占星術の知識や、東洋の四柱推命、紫微斗数、易など様々な占い方法の知識とスキルです。
知識を持たない霊感は、時に暴走します。
だからこそ、体系だった占術の学びが、霊感を正しく導く羅針盤になるのです。
話術
最後に、話術。霊感がある人間でも、神ではなく人間なので、「五感により得た情報を第六感で拡大する」という手法をとります。
ですから、会った瞬間にあなたの名前を当てるのは私にはできません。しかしながら、名前を(耳から)教えてもらえれば、それを(霊的に)拡大することは出来るといえます。
つまり、占いとは超能力ショーではないのです。
相談者から得たごくわずかな手がかりを、どれだけ深く掘り下げ、真実に近づくか。それが、プロの占い師に求められるスキルだと考えています。
占い師は、きちんと相手の信頼を得て、必要な情報だけを教えてもらうスキルも必要です。
そのために、話術は単なる"おしゃべりの上手さ"ではなく、相手の心を開き、恐れずに未来を選べるように支える対話術だと私は定義しています。
この「霊感」「知識」「話術」の全てがあるのが完ぺきな占い師ですが、すべてそろった占い師はそうはいません。
(私自身も、このうち2つしか自信がありません)
自戒も込めて言いますが、常に成長を目指し続けること。
そ
れが、占い師として生きる上で欠かせない心構えだと信じています。
コールドリーディングに注意
一番ひどいパターンで言えば、「話術」だけで占いをやっている人もいます。
コールドリーディングとも言いますが、相手の情報を巧みに聞き出し、相手に「この人は視えているんだわ」と思わせる話術というのが存在します。
単なるテクニックで人を操る。私は、その道を選びたくありません。
コールド・リーディング(Cold reading)とは話術の一つ。
外観を観察したり何気ない会話を交わしたりするだけで相手のことを言い当て、相手に「わたしはあなたよりもあなたのことをよく知っている」と信じさせる話術である。Wikipedia
名探偵シャーロックホームズが相手のことを見ただけで(観察力と推理により)相手の素性を言い当てる場面がありますが、それに近いです。
シャーロックホームズは嘘つきではないので「こうやって分かったんですよ」と理路整然と明かしてくれますが、詐欺占い師は「霊が言っています」「私の霊力で分かりました」と言います。
占いとは本来、神秘と誠実さのあいだに立つ行為だと私は考えています。
しかし、その中で、上記のように話術だけで「占いもどき」をやっている占い師もいます。
そしてそのことは、占いという営み全体に対する信頼を損ないかねない。
だからこそ、私は誠実に、自分が"感じ取ったものだけ"を伝え続けたいと強く願っています。
私はどうなのかと言えば、残念ながら人と話すのは苦手なほうです。「霊感」「知識」「話術」の中では、霊感と知識で占うタイプだといえます。
話術は日々努力中、というのが正直なところです。それでも、言葉に頼らず、"見えない流れ"を読む力には、誰よりも自信があります。
現役占い師「紫聖」の得意な占い
私はありとあらゆる占いの知識を身に着けてきたつもりでおります。
占いの蔵書は膨大で、未邦訳のもの(というか永遠に邦訳されないであろうもの)も多数あります。
古代から現代まで、東洋・西洋を問わず、人間が「未来を知りたい」と願った証拠が、これほどまでに積み重ねられている。
その膨大な知の連なりに触れるたび、私はこの仕事の奥深さと神聖さを痛感します。
その多くは英語ですので、私は一時期、その読解のためだけに英語を猛勉強したことがあります。
英語が得意になりたかったわけではありません。ただ、占術の原典を自分の手で直接読みたかったからです。
その結果、占い師でありながらTOEICの点数は900点を超えています。(ちなみに、外国のお客様はほとんど来ません。笑)
占いにおいて「原典を読む」というのは、単なる知識取得以上の意味を持ちます。
それは、千年以上続く人間の問いかけに、直接耳を傾ける行為だからです。
ですから、はっきり言って古今東西ありとあらゆる占いが出来るほうだと思います。
ただ、それでも相性というのでしょうか、
霊感をのせるのに最適だと思う道具・占い方は、限られてきます。(占い師によって違います)
経験を重ねるほどに、自分の霊感ともっとも自然に共鳴するツールが、はっきりと見えてくるものです。
西洋占いならタロット占い、東洋占いなら易占が得意
私の場合は、西洋占いならタロット占い、東洋占いなら易占が一番得意です。
- タロットは、象徴と直感をつなぐ最高のツール
- 易は、宇宙の流れを読むための精緻な羅針盤
それぞれアプローチは異なりますが、
どちらも「流れを読む」という本質では、極めて近い存在だと感じています。
魔術やスピリチュアルアイテムも守備範囲
最後に、私は占いだけではなく、おまじないやお守り、護符など、西洋風に言えば魔術やスピリチュアルアイテムと呼ばれるものにも詳しいです。
この世界もまた、奥が深い。
- 願いを込めた護符
- 自己防衛のための魔術的儀式
- 空間を清めるための霊的アイテム
これらはすべて、単なる"迷信"ではありません。
人間が、より良い未来を切り開こうと願った証そのものだと、私は考えています。
かなり高価な原典を含めて所有していますので、このブログでもいくつかご紹介できればと思っております。
興味のある方は、ぜひ楽しみにしていてください。
電話占いマイスターをよろしくお願いいたします
私のこと、私の「力」のこと、そして占い師の要件に魔術と、とりとめのない話をしてしまいました。
お付き合いくださり、ありがとうございました。
こうして私自身のバックグラウンドを素直に語ることは、とても緊張する作業でした。
けれど、ここで正直に自分を開示することが、このブログに込める私の本気を伝える唯一の方法だと思っています。